腱鞘炎ひどくなる前に

身近なヘルスリテラシーのコーナーです。今回はGUSK専属柔道整復師さんからです。

施術をしていて痛みを訴える部位で多いのが腰そして次に肩といった具合ですが、稀に手が痛むという方がいます。悪くなるまで訴えないから稀なのかもしれませんが…

診させ頂くとバネ指(腱鞘炎)です。バネ指というのは建が炎症で膨れあがりその部分が腱鞘の中で挟まって動かなくなった状態の事をいいます。バネ指というのは、腱鞘炎の最終段階(かなり悪くなった状態)です。こうなる前の段階(手の痛みやこわばり感)で治療ができるとよいと思います。

治療には①薬物療法②保存療法③手術療法があります。

①薬物療法では外用鎮痛剤(湿布、軟膏)内服薬(痛み止め)痛みが強いときには、ステロイド注射などがあります。

②保存療法は手の安静、アイシング、マッサージ、ストレッチなど

③手術療法では腫れて肥厚してしまった腱鞘を切開します。

原因としては、ホルモンバランスの崩れ、リュウマチ、糖尿病など内科的なもの肩回りの血行不良、手の使い過ぎです。

どのような方に多いか?

指を良く動かすパソコン作業の多い方や家事で良く手を使う方、物を掴むなどの作業が多い方

保存療法では手を使わないで休ませてあげる事が一番大切なのですが、腱鞘炎になってる方はこれが一番難しいんだと思います。なので極力控えるように心がけて頂き、あと使ったら冷やす(アイシング)をして頂きたいです。

アイシングは熱感があったら熱が冷めるまで冷やす必要があります。冷やしてる所が冷たく痛くなったら、一旦休憩して又冷やすようにして下さい。

熱感がなくなり腫れが引いてきたら今度は血行を良くして回復を早めています。

血行を良くするのに温めたり、筋肉をほぐしたり、ストレッチをしていきます。

自分でも出来るストレッチをご紹介します。ストレッチは30秒〜1分を心がけてするようにして下さい。3セットぐらいできるとより効果的です。

〇反対の手で手のひらの指を全体的にもって引いてゆき前腕の屈筋群から手のひら、指先が伸びてるのを感じながらゆっくり伸ばして下さい。この時、肘は必ず伸ばしてやるようにして下さい。

 

 

〇今度は反対側の伸筋群から手の甲、指先と伸ばしてゆきます。手をグーにして反対の手でその手を握り、手のひらの方に押してゆきます。これも同様肘を伸ばしてやって下さい。

〇最後に指を1、2本づつ伸ばします。

 

腱鞘炎の方向けにご紹介してますが、腱鞘炎でない方も指のケアとして是非日頃からやるようにして見て下さい。

当院ではハイボルテージ治療器を使った治療をしています。実際に良くなった方もいらっしゃいます。手の痛みなどでお困りの方は一度是非ご相談にいらして下さい。

 

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