疲れ知らずはタンパク質(アミノ酸)

身近なヘルスリテラシーのコーナーです。

今回の担当はGUSK専属管理栄養士さんからです。

今回のテーマはタンパク質(アミノ酸)。言葉は超有名級ですが、あまり知られていない事、もう一度見直してほしい事が伝わるとうれしいです。

 

〇タンパク質ってなにもの

3大栄養素のひとつで、身体の主要構成成分というのが世間一般的な認識だと思います。タンパク質はアミノ酸の集合体みたいなものでアミノ酸の構成の種類で働きが決まります。不足すると命にかかわるさまざまな障害がでてしまう栄養素です。

一つ目めの重要な働きは、筋肉・臓器・皮膚・骨・毛などの身体の主要成分として20種類ほど(意外と少ない)のアミノ酸で身体を構成してます。この20種類の身体の構成アミノ酸のうち、9種類の必須アミノ酸といわれる大事がアミノ酸が存在します。必須アミノ酸は、体内では絶対に作ることができない栄養素のひとつで、食材から摂るしかありません。

ここで必須アミノ酸について補足いたします。『食材から摂る・食べる』ことでしか得ることのできないので、ただ食べればよいというわけではないのです。口にすることのできる食材には、量は異なるものの必ずアミノ酸は含まれています。注意したいことは、食材カテゴリーによって含まれるアミノ酸に違いがあるということです。穀類・野菜類・きのこ類・イモ類などの日常よく食べる食材に含まれるアミノ酸は必須アミノ酸の量が少ないので、必須アミノ酸の多い肉類・魚介類・卵類・大豆類も意識して摂るようにしなければいけません。

二つ目の重要な働きは、身体の代謝の中間を司るものだったり、ほかの身体の生体物質の一部になったりと身体の機能の調整機能をもったアミノ酸が数百種あります。インシュリン、成長ホルモン(身体の回復)や甲状腺ホルモン、クレアチン(筋肉の活動)、タウリン(いかやたこ)、GABA、アリイン(にんにく)、テアニン(緑茶)といったものが代表的な例になります。

〇効率の良い摂り方

食材ごとに必須アミノ酸の質を数字化したアミノ酸価といわれるものがあります。100がMAXで必須アミノ酸がバランスよく入っていることになります。米、野菜、いも、果物、わかめ、きのこなど植物性食品はアミノ酸価が100以下の食材になります。どういった食材がアミノ酸価の高い食材になるのか・・・・・

やはり肉、魚、卵、チーズなどのほとんどの動物性食品はアミノ酸価100になります。例外で大豆製品は植物性食品ですがアミノ酸価は100で非常に優秀な食材です。このようなアミノ酸価の優秀な食材を、一般的な一日の食事3回のなかで2回(目安)は摂取するような意識をすることがまずは大切かと思います。ちなみに動物性食品も植物性食品のどちらかに偏るのはNGです。

一日の食事からとるたんぱく質の摂取量は、性別・年齢・生活の活動量などによりて異なりますが、決まっています。同じ三大栄養素の炭水化物や脂肪は推奨量(目安みたいなもの)はありますが、必須ではないんです。それだけたんぱく質の摂取の意識が食事をするときには大切なのです。

〇自然メンテナンスの重要性

上記に説明した通り、人間の生きていく上での最も重要な栄養素だなとご理解いただけたかと思います。何げなくとっている3回の食事で気にしなければいけないNO1栄養素なのです。

タンパク質が最も重要な栄養素なのかということを理解しておくことで、これからの食習慣の意識改善につながり、自然と身体メンテナンスになることになります。ここでは自然メンテナンスと名付けました。自然メンテナンスはダイエットや生活習慣からの病気の改善にもつながるとても優秀な身体の流れなのです。

まとめとして………..

人間が生まれてから亡くなるまで大体80年前後と思います。その間1日3食で計算すると87600回もの食事回数になります。間食を含めるともっと回数は増えると思います。こ自然メンテナンスが食事の回数分を恩恵受けることになるので、食習慣の意識改善での身体に対する影響が莫大なものになるだろうと想像できると思います。これにパーソナルトレーニングやストレッチなどの運動習慣がセットになれば、無双の効果を発揮するので、食習慣管理はどんな方でも必須なものになるとご理解いただけるかと思います。

タンパク質の足りない食事習慣はNGです。早めに自然メンテナンスの恩恵を受ける食事習慣を始めましょう。

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